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『セドナ・メソッド』恐るべし!

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今回は本の紹介です。その名も

(新版)『人生を変える一番シンプルな方法 ― セドナ・メソッド — 』

   ヘイル・ドゥオスキン著  

   安藤 理=監修  乾 真由美=訳

 

セドナ・メソッド」とは…?

 

セドナとは、アリゾナ州セドナのこと。

創始者レスター・レビンソンが、1970年代後半にこの地で始めたことからそう呼ばれるようになりました。

別名「手放しの法則」とも言われています。

失望や不幸、誤解が生み出される原因のひとつは、制限された考えや感情を持ち続けることです。

セドナ・メソッドは、それらの感情を解放し、私たちの魂がすでに直感的に知っていることを思い出させてくれます。

自由と幸せは今すぐ手に入れることができるのです。 

簡単でわかりやすいエクササイズがあります。

  1. ペンか鉛筆、落としても壊れないものを用意します。それを強く握りしめます。長い間握りしめているうちに、どれほど力をこめているかを意識しないで持っていられるようになるでしょう。
  2. 次に、手を開いて手のひらの上で転がしてみます。握りしめていた手を解くと、ペンはもう手にくっついていません。自由に動くはずです。
  3. さあ、手に持っているものを手放しましょう。どうなりましたか?手放したものは、床へと落ちたことでしょう。難しかったですか?もちろん簡単でしたね。

ペンはあなたの考えや感情を、握った手はあなたの意識を表しています。

 

セドナ・メソッドはとてもシンプルです。

著者のヘイル・ドゥオスキンも「効果的で使いやすい道具はシンプルであることが多い」と言っています。 

また、人によるでしょうが効果がすぐに感じられます。

私の場合は3日目で実感しました。

詳細はこうです。

時間に追われる日常業務の中でクレームが発生し、関係各所に何度も電話し対応しなければならない状況になりました。

精神的にもかなりきつい状態でしたが、その中でもメソッドは実践していました。

メソッドの手順自体は、ほんの数十秒くらいのものです。思い出すたびに頭のなかで繰り返すというやり方です。

 その日の夕方、ふと感じました。

「あれ? なんかいい気分…」

クレームは別に解決していないし、目の前の業務には追われている。なのになんでこんないい気分なんだ?

気分がよくても悪くても、やらなければならないことや仕事は、当然やらなければならない。だったらいい気分でやったほうがいいに決まっています。

この時改めて、手放してもいい感情や嫌な気分をいつも無意識のうちに握りしめていたんだなと感じました。

 

著書には、解放を続けることによって"自由”と"不動心”を思い出し、"直観”を取り戻すことができると書かれていますが、解放を始めて約1カ月半、私自身"直観”を感じる場面もいくつかありました。

見つかりそうにないものが見つかったり、ここにあればいいのに…と思うとそれが現れたり。それらは直観的にそうなると感じたことでした。

こんなのは偶然と言われればそれまでですが、私にとって最大の効果がもうひとつありました!

その前に解放の基本手順を紹介します。

 

解放の基本手順

  1. 感じ方をよりよく変えたいと思っている事柄を思い浮かべ、この瞬間の感情が どんなものであってもそのまま感じてみます
  2. 「この感情を認めることはできますか?」  この質問は重要です。ほとんどの人は、今この瞬間にどう感じているかに気づかず、過去と未来についての思考やイメージにとらわれ、現実的でない物語の中に生きています。
  3. 「この感情を手放せますか?」  「はい」「いいえ」どちらの答えもオーケーです。深く考えず、できるだけ直観でこたえましょう。
  4. 「(この感情を)手放しますか?」   感情が正当であるか、長い間持っているものか、あるいは正しいかどうかは関係ありません。
  5. 「いつ」    これは「今」手放そうという誘いです。もちろん「今」と答えられなくてもかまいません。
  6. これまでのステップを、その感情がなくなったと感じるまで繰り返します。

 

たったこれだけです。

場合によっては、基本手順1と2で感情に注目したときに、その感情を手放したことに気づくことがあります。

 

書籍ではさらに、"九つの感情の状態” や "抵抗の解放”、"根本的欲求の解放” について書かれていますが、まずはこの基本手順だけでも充分な効果が得られます。

難しく生真面目に考える必要はありません。

例えばこんな感じ…

「あ~なんか嫌な気分になってるな~ 」

「このイライラした気分、手放せる? ー はい 」

「じゃあ 手放す? ー いやムリ! 」 

「いつ? 今? ー ん~はい! 」 と言ってもすぐ消えるわけないから、またすぐ

「モヤモヤしてんなぁ~。この気分手放す? ― はい!」

「いつ? 今すぐ? はい!」 これを繰り返します。

コツは頭の中で議論しないこと。

答えが「はい」でも「いいえ」でも「今はムリ」でもなんでもいい。

繰り返してる途中で中断しても全く構いません。気がついた時にやればいいだけです。

自分が感じてる感情や気分を、客観的に認識することが開放につながるのです。 

 

セドナ・メソッドを始めてから、確かにイライラしたり腹立ったりすることが減りました。

今までは例えば「イライラする!腹立つ!」で終わっていたところが、一応「嫌な気分は手放す」と決めて、時々感情の解放を行うことにより、少なくとも嫌な気分ではなく、「今すぐ手放しますか?どう?」というところにいるようになったのです。

ペンのエクササイズで言えば、常に手のひらでペンを転がしている状態です。

だから「くそっ!」っと反射的に考えることがあっても、逆に「うわっ 久しぶりにこんなこと考えた!」と思えるくらいになりました。

 

 

そして最後になりましたが、私にとって最大の効果とは⁈

 

偏頭痛が発症しなくなった‼ ことです。

 

正直、これはセドナ・メソッドとは関係ないかもしれません。

しかし、長年偏頭痛に悩まされてきた者には夢のようなことなんです!

片頭痛日記をつけてるから間違いないですが、この2~3年は最低でも月に2回は発症しています。さらにここ1年くらいは症状が重く薬も効かないため、痛みの山を越すまで何もできないという状態でした。

それが、セドナ・メソッドを始めた日をはさんで

2カ月半まったく発症していません!

推測ですが、ストレスや不安、イライラなどが脳の細胞や血管に悪影響を及ぼし、それが何かのきっかけで、例えば二日酔いなどにより偏頭痛を引き起こしていたのでしょう。

最近は二日酔いでも、頭痛はまったく起こりません!

何の根拠もありませんが、あまりに感動したので最後に書かせてもらいました。

 

このセドナ・メソッドを続けたからといって、不安やネガティブな感情が完全に無くなるわけではありません。しかし、少しでも感情をうまくコントロールできるようになって、さらに体も健康になる(偏頭痛も発症しにくくなる)のなら、実践し続ける価値はあります。

だまされたと思って、ぜひ試してみてください。その効果に驚くはずです!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

あなたの人生がすばらしいものでありますように。