ブレない自分でいるための “ インナーセルフ ”
ブレない自分でいるためには“インナーセルフ”を自分の中に作り上げ、それと会話すること
久しぶりに弟といろいろな話をしていたら、こんなフレーズが出てきた。
“インナーセルフ”とは、絶対的に信頼できるもうひとりの自分のことだそうだ。
ある選択を迫られた時、迷いが生じた時、インナーセルフにアドバイスしてもらうということらしい。
またそれは、はっきり自分にダメ出しできる人格でないといけない。
世間の常識や慣習に流されることなくはっきり答えてくれる…そんな存在でなければならない。
そのためには、常にそのインナーセルフにエネルギーを注がなければならない。
たとえば本や映画で見つけた「これだ!」と思える言葉や格言などを、インナーセルフに蓄積していく必要がある。
“使えるエピソード”なんかでもいい。
その時彼が話してくれたエピソード。
昔、ある偉い人が手に持っていた高価な壺を落としそうになり、かなりあわててしまった。その時その人は考えた。たとえ高価だとはいえ、こんな壺ごときに動揺してしまった自分は、なんて情けない人間なんだ!? だったらこんな物、割ってしまえ!! と自らたたき割ったという話。
これは執着を手放すということだが、ちょっと滑稽で笑えるエピソードである。
こういうものを自分の中に蓄積することによりインナーセルフをより信頼できるものに育てていくのである。
これはあくまでもイメージ。
結局は自分自身を高めていってることになるのだが、楽しみながらやっているところが彼らしいのである。
時々インナーセルフに叱咤激励してもらい、「おい!こら!しっかりせい!」と頭をたたいてもらうそうだ。
そんな弟、どういう人物かというと、20年以上昔私が自己啓発にハマりだした頃の話。
「成功するため、どうの…こうの…。」とある本の内容を話そうとしたところ、「そもそも成功する必要あるの?」と言われドキッとしたことがあった。自分が「小さ!」と感じて恥ずかしい気持ちになったことを覚えている。
その頃から彼はインナーセルフを育ててきたんだろう。
本人にしかわからない苦しみや試行錯誤があったに違いないが、自分のスタイルを貫いているのはすごいことだ。考え方にしてもファッションにしても…。
性格のせいもあるだろう。私と違っておおらかだ…それもかなり…。
それでも見習うべきところ、尊敬できるところはやっぱり多い。
私の数少ないメンターの一人だといえる。
今回は、弟自慢になってしまいまいた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたの人生がすばらしいものでありますように。